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研究開発情報



日本語に最適なキーボード入力方式「M式」
 
森田 正典
 
 日本語に最適なキーボード入力方式「M式」のページへお越し頂き有り難うございます。ここでは、日本語の発音の特長を活用した入力方式(通称 M式)をご紹介致しております。
 先般、NECより発売されたエルゴフィットキーボード(M)は、「初心者から熟練者まで、より多くの方に使いやすい日本語入力キーボードを提供したい」というコンセプトで、長年に亘り研究と製品化を続けておりますM式の最新版キーボードです。
 


 現在多数の日本人が使用している英文字鍵盤は、米国でも不合理と指摘されていながら、タイプライター時代からの長年の習慣で発売・使用されているものであり、日本語に適合しているとは思えません。(JISでは英文鍵盤として制定されている)

 著者は20年前NECの特別顧問に就任以来、および退任後も「日本語に最適なキーボードは如何にあるべきか?」を追求して参りました。その研究成果はNECより日本語ワープロ文豪各種シリーズM式、PC−9800シリーズ楽々キーボードなど、「M式」と呼ばれる日本語入力方式が開発され、実用化が続けられております。

 この方式は人間工学的に配慮された設計により操作性の優れたキーボードを1983年に世界に先駆けて製品化したと言う実績があり、その点も特長の一つですが、他の大きい特徴は「日本語に最適化されたローマ字入力方式」である点にあります。

 すなわち、子音キー群と母音キー群に左右分離する事により、左右交互打鍵入力を実現、また、子音キー・母音キーそれぞれを50音表順に配置することで、キーの「覚え易さ」と合わせて指の負荷負担軽減を同時に達成したものであります。

更に最大の特徴として「複合キー」を効率よく設置する事により、漢字に対する「打鍵数節減(省打鍵)」を実現しております。 この原理は、日本文を構成する重要な要素である漢語(音読み漢字)の発音の規則性に注目し、漢語発音を「広義の子音」(子音+α)と「広義の母音」(母音+β)に分解することにより、「広義の子音」用複合キー1打鍵と「広義の母音」用複合キー1打鍵との1対打鍵により、漢語1文字が入力出来るようにしたことであります。

 例えば
   漢語   従来のローマ字   打鍵数  M式ローマ字  打鍵数
  「主」  S Y U      3   Sy U     2
  「秋」  S Y U U    4   Sy Uu    2
  「春」  S Y U N N  5   Sy Un    2
  「祝」  S Y U K U  5   Sy Uk    2
  「出」  S Y U T U  5   Sy Ut    2
 覚えやすいキー配置と複合キーを活用するM式は、日本文の操作性を大いに改善し、左右交互打鍵の効果と併せてキーボード初心者にも入力速度の倍増をもたらしています。

 「M式」は日経年間優秀製品賞や電子情報通信学会年間優秀論文賞を受賞し、また、筑波の科学万博では政府館に日本の最近の代表的な発明品として陳列されるなど、学識経験者から評価され、M式の存在を知るユーザからも支持・愛好されてきました。

今回PC98−NXシリーズ用M式キーボードとして、「エルゴフィットキーボード(M)」が発売され、さらにNECと潟Wャストシステム社との協同開発による「ATOK+M」が発表されたのを機に、今後M式が広く普及することを期待しております。

この方式にご関心をお持ちの方は、以下の詳細な説明をご覧ください。

 

 
日本語に最適なキーボード入力方式「M式」
 
=目次と内容一覧=

日本語に最適なキーボードの存在と、その特長が知られていないことによる日本国民の莫大な損失。

日本語の発音は子音の後に必ず母音が付随。子・母音キーの左右に分離配置により交互打鍵実現。
 
子音キー母音キーをそれぞれ50音表順に配置。各指の使用頻度がそれぞれの負荷負担能力に適応。
 
声母・韻母の概念による各種複合キーの創設により漢語に対して 顕著な省打鍵効果を実現。
                         
漢字入力用キーと仮名入力用キーとの打ち分けにより、誤変換を絶滅させ、自動変換を可能とする。
 
キーボード形状とキー配置を人間に適合させ、操作性の改善を図る数々の工夫。
 
「キー配置の覚え易さ」と「熟練者入力速度」に就いての各種鍵盤方式の定量的比較計算結果。
 
楽々キーボード、エルゴフィットキーボード、日本語変換システムATOK+M、及びM−IME。
 
M式の諸特長を総括・列挙。
 
【付録1】 『M式20年の歩み』 ほぼ20年に亘るM式の開発史 
【付録2】 『各種日本文入力方式の性能の定量的比較』(学会発表論文)
【付録3】 『日本文入力方式と鍵盤方式の最適化』 (学会発表論文)
                            (電子情報通信学会年間最優秀論文賞受賞論文)


 なお、本ホームページの作成に関し、多大のお世話になりました富田克一氏、岩嵜潔氏、菊池憲一氏、安達直子氏などの方々に深く感謝します。

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